土木工事の主要資格10つ!メリットや難易度を徹底解説!

高速道路や橋梁、シールドトンネルといった公共工事は毎年尽きることはありません。
また、インフラの老朽化による検査や補修業務は増加の一途をたどります。
そのため、土木施工管理技士やコンクリート診断士といった土木工事に関する資格を取得者が必要とされています。
今回は土木工事に関わる資格についてのメリットや種類、おすすめの勉強法を紹介します。

土木工事で資格が必要な理由


土木工事において施工現場の管理の際に必要とされる資格といえば、土木施工管理技士が挙げられます。
工事現場には主任技術者が必要で、主任技術者になるためには1級か2級の土木施工管理技士の資格が必要です。
また、1級土木施工管理技士は監理技術者に適用されます。

特定建設会社を元請とする4000万円以上の工事を下請けさせる際に、監理技術者の配置は必須です。

以上の理由から土木工事の施工現場の規模によって、一定の資格取得者による技術者が必要といえます。
職種によって必須または推奨される土木関連の資格は他にもあります。

土木工事資格を取得するメリット


土木施工管理技士を始めとし、土木工事に関わる資格を取得すると資格手当が毎月の給与に加算される会社が多いです。
また、昇進の後押しや転職時に有利になるといったメリットもあります。
自身のスキルアップにもなり、資格取得は土木工事の施工現場の円滑化や安全管理をより徹底する際の助けになります。
専門的な知識を学び、難関な資格を取得することで仕事へのモチベーションアップにつながるだけでなく、周囲からも一目置かれるのも魅力です。

土木工事のおすすめ資格10選


土木工事に関わる資格を10個ピックアップし、おすすめの理由を具体的に挙げていきます。
また、受験資格や合格率についても紹介します。

  • 土木施工管理技士
  • 測量士
  • 技術士(建設部門)
  • 舗装工事管理技術者
  • コンクリート技士
  • コンクリート診断士
  • RCCM
  • 地質調査技師
  • 建設機械施工管理技術検定
  • 労働安全コンサルタント

土木施工管理技士

土木施工管理技士1級の取得者は監理技術者に適用され2級以上の土木施工管理技士は主任技術者に適用されます。
土木工事の施工現場において各技術者は工程を管理し、工事用資材などの品質の管理、また安全や労務についての管理も求められるため、的確な知識が必要とされます。
そのため、土木施工管理技士の資格があれば配属先の現場候補が広がり、昇給にもつながることからおすすめです。

受験資格と合格率は以下の通りです。

受験資格 合格率
1級土木施工管理技士 実務経験3年〜15年
指導監督経験1年以上
1次試験:60%
2次試験:31%
2級土木施工管理技士 実務試験1年〜8年以上 1次試験:72%
2次試験:42%

測量士

建設や土木の設計現場において正確な土地情報は欠かせません。
そのため、土地の測量において測量業者の営業所ごとに必須とされる測量士の資格もおすすめです。
土地の面積の計測、位置についての知識の有用性から不動産会社や建設会社に求められる資格の一つです。

測量士補は測量士の作成した計画に基づいて測量・サポートするための資格です。
受験資格と合格率は以下の通りです。

受験資格 合格率
測量士 実務経験1年〜3年以上 7%

技術士(建設部門)

技術士は機械や農業といった21部門にわかれており、その中でも土木工事におすすめなのは建設部門です。
取得することで建設コンサルタントに登録できたり、公共工事の入札において評価が加点されるといったメリットがあります。

受験資格は1次試験であれば誰でも受けることができ、2次試験において特定の実務経験が7年以上必要です。
技術士の建設部門の合格率は1次試験が39.7%2次試験は9.4%です。

舗装工事管理技術者

車両通行に欠かせない道路舗装工事において必要とされる資格です。
舗装の表面形状や耐久性、施工環境ごとに的確に工事を進める際の知見が必要とされるため、舗装工事に携わる人に対して取得が推奨されます。

受験資格と合格率は以下の通りです。

受験資格 合格率
1級舗装工事管理技術者 実務経験3年〜15年以上 18%
2級舗装工事管理技術者 実務経験1年〜8年以上 32%

コンクリート技士

コンクリートは建築資材として使われることが多く、高速道路や橋を支える橋台や橋脚もコンクリートで構成されています。
土木工事においてコンクリートの試験体の製作や強度試験・品質管理を担うのがコンクリート技師の資格取得者です。
そのため、コンクリートを扱うメーカーの開発製造から建設現場土木構造物の保守や管理を担う職で活躍できます。

受験資格と合格率は以下の通りです。

受験資格 合格率
コンクリート技師 実務経験3年以上
専門科目終了後、実務経験2年以上
30%

コンクリート診断士

コンクリート診断士の資格取得者は、コンクリートの構造物の診断維持管理を担い、RC構造の建物やインフラのコンクリート構造物の診断や補強・補修工事、取壊しなどの判断を任されます。
そのためコンクリート試験業務に従事する人や、高速道路などの土木関係の管理者におすすめな資格です。

受験資格と合格率は以下の通りです。

受験資格 合格率
コンクリート診断士 実務経験3年以上
専門科目終了後、実務経験2年以上
16%

RCCM

RCCM(シビルコンサルティングマネージャ)は公共施設などの土木設計測量の補佐建設コンサルタントに従事する者に対して取得を奨励される資格です。
また、建設コンサルタントの技術水準を保ち、責任技術者を確保するために必要な資格です。

受験資格と合格率は以下の通りです。

受験資格 合格率
RCCM 実務経験5年〜14年以上 41%

RCCMについて詳しくはこちら
RCCMとは?メリット・デメリットも併せて紹介!

地質調査技師

建設や土木工事において「どういった土地(地質)の現場に建設をするか」は大切な条件です。
そのため、地質調査技師による地質調査ボーリングマシンの運転が必要となり、土木工事には欠かせない資格の一つです。

地質調査技師の部門は現場調査、現場技術・管理、土壌・地下水汚染部門の3つにわかれています。
3つを合わせた平均の受験資格と合格率は以下の通りです。

受験資格 合格率
地質調査技師 実務経験3年〜8年以上 31%〜39%

建設機械施工管理技術検定

土木工事に使用されるトラクターやショベル、舗装用建設機械操作が必要な重機・機械などを扱う職におすすめの資格です。
2級以上の建設機械施工技術検定ならそれぞれの機械の指導や監督業務が可能です。
1級建設機械施工技術検定取得者なら主任技術者・監理技術者も担うことができます。

受験資格と合格率は以下の通りです。

受験資格 合格率
1級建設機械施工管理技術検定 実務経験3年〜10年以上 20%

労働安全コンサルタント

労働安全コンサルタントは職場の労働災害の防止や対策に務め、労働者の安全を管理するために必要とされる資格です。
土木に関わる内勤や施工現場の責任者として、労災を未然に防ぐための知識を得てスキルアップをしたい方におすすめです。
受験資格と合格率は以下の通りです。

受験資格 合格率
労働安全コンサルタント 安全に関する実務経験
5年〜10年以上
24%

資格の効率的な勉強法


土木に関わる資格は難易度が様々ですが、共通した勉強法もあります。
試験勉強は長丁場になりやすいため、個々に合わせた勉強法を知っておきましょう。
そして、自分に合った勉強法を取得し、「必ず合格する」という目標を掲げるのも大切です。

はじめに

資格取得のために必要な勉強時間はそれぞれ異なります。
また、実務経験で得た知識量や単純に暗記の得手不得手によっても左右されるため、まずは資格に対してどれくらいの知識があるか把握しましょう。

資格試験によっては公式サイトに過去問題の掲載があります。試しにどういった問題が出題されているか確認して見ると良いでしょう。

おすすめの勉強法

資格取得にあたり、参考書問題集を交互に繰り返して知識を深めるのがおすすめです。
参考書があれば少ない時間で、家や会社といった場所でも勉強がしやすいのが特徴です。
日々の積み重ねが得意な方で、試験までに時間がある方に良いでしょう。

短期間で効率よく勉強をしたい場合は、専門学校スクールに通学するのも良い方法です。

昨今ではWEB上やeラーニングによる通信講座も増えているため、学校に通うことなく専門的な授業を受けることができます。
メリハリをつけて学びたい方におすすめです。

また、資格取得のために日々の学習状況をブログにしている人も数多くいます。
そのため、学習方法を参考にしたり、ブログで語られる内容を励みにするのもいいでしょう。

まとめ


土木業界において高齢化が進んでいることもあり、若い技術者不足に悩む会社も数多くあります。
合わせて資格取得者も減少していることから資格を持っている人が優遇されやすいという現状もあります。
そうした状況下で資格を取得して給与アップを狙ったり、スキルアップをしてみてはいかがでしょうか。
転職時に役立つ資格も多いのでまずは受験資格を踏まえてどういった資格取得を目指せるか探してみてください。

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