単管足場とは?組み方や他の足場との違いを解説!

単管足場は足場の種類の中でよく設置される足場の1つです。
建設現場にて足場を設置することは多々あるので、足場の知識や注意点を建設業の方は知っておく必要があります。
本記事では、単管足場の特徴や組み方について解説します。

単管足場とは


単管足場とは、単管と呼ばれる鉄パイプのような鋼管クランプと呼ばれるつなぎ金具で構成されている足場のことです。
枠組足場が設置できない狭い箇所での施工をする際などに設置されることが多く、プラント工事などの複雑な箇所での工事の足場は、ほとんど単管足場が設置されています。

足場の役割

足場の役割としては、作業員が地上や床上からの作業が困難な場合に設置される仮設構造物で、高所の作業を安全に効率よく行うためのものです。
足場は施工完了時に無くなってしまうものですが、建築や土木・電気や管など、ほとんど全ての工事で関連します。
建設業において足場は非常に重要な役割を果たしています。

単管足場の特徴とは


単管足場の特徴は、他の足場と比べて自由に組み立てることが可能で、足場設置箇所が狭い場合でも設置することが可能な点です
他の「枠組足場」や「くさび型足場」では設置できない箇所で多用されますが、強度がこの2つの足場に比べて少し劣ります。

単管足場の組み方の流れ


まず足場を組み立てる際に、設置箇所を立入禁止区域として囲みます
立ち入り禁止区画の設置を行なった後、足場の設置箇所がコンクリートではなく地面や砂の場合、地ならしをして地面を水平に固めます。
それ以降は手順で単管足場を組み立てていきます。

  1. 敷板、敷角の設置
  2. 固定ベースの設置及び固定
  3. 建地取り付け
  4. 根がらみの取り付け
  5. 梁間方向に筋交いを取り付け
  6. 布、腕木の取り付け
  7. 大筋交いを取り付け
  8. 足場板の設置及び結束
  9. 昇降機の設置
  10. 親綱の設置
  11. 建地取り付け
  12. 手すり、幅木、なかさんの設置
  13. 壁つなぎの設置
  14. 層間ネット取り付け

単管足場においての注意点


単管足場を含む足場には、安衛則にて規定が設けられています。
安全に施工するためには以下の項目で注意しましょう。

  • 足場で使用する材料について
  • 足場設置に関する注意点
  • 単管足場の使用上の注意点について

足場で使用する材料について

足場で使う材料について以下の項目を遵守しなければいけません。

1 事業者は、足場の材料については、著しい損傷、変形又は腐食のあるものを使用しては
ならない。
2 事業者は、足場に使用する木材については、強度上の著しい欠点となる割れ、虫食い、節、繊維の傾斜等がなく、かつ、木皮を取り除いたものでなければ、使用してはならない。

足場設置に関する注意点

足場での事故等をを防止するために、高さ2メートル以上の構造の足場の組立、解体または変更の作業を行う際は以下の措置を取らなければいけません。

1 組立て、解体又は変更の時期、範囲及び順序を当該作業に従事する労働者に周知させること。
2 組立て、解体又は変更の作業を行う区域内には、関係労働者以外の労働者の立入りを禁止すること。
3 強風、大雨、大雪等の悪天候のため、作業の実施について危険が予想されるときは、作業を中止すること。
4 足場材の緊結、取り外し、受渡し等の作業にあつては、墜落による労働者の危険を防止するため、次の措置を講ずること。
4-1 幅四十センチメートル以上の作業床を設けること。ただし、当該作業床を設けることが困難なときは、この限りでない。
4-2 要求性能墜落制止用器具を安全に取り付けるための設備等を設け、かつ、労働者に要求性能墜落制止用器具を使用させる措置を講ずること。ただし、当該措置と同等以上の効果を有する措置を講じたときは、この限りでない。
5 材料、器具、工具等を上げ、又は下ろすときは、つり綱、つり袋等を労働者に使用させること。ただし、これらの物の落下により労働者に危険を及ぼすおそれがないとき
は、この限りでない。

労働者は上記の作業を行う場合、要求性能墜落制止用器具の使用を命ぜられたときは、使用しなければならない。

また、上記で示している内容は法令上の最低限の守るべきものになりますので、高い足場や特殊な足場に関しては、さらに現場に適した注意を払わなければいけません。

単管足場の使用上の注意点について

足場を使用するにあたって、建物の構造や作業内容により、人員配置や足場の構造を考慮しなければいけません。
特に荷重の限度を念頭において使用することが重要で、単管足場に関しては、1スパンあたりの積載荷重は400kgを限度とし、連続スパンに渡って積載しないことを意識する必要があります。

まとめ


今回は単管足場の特徴や注意点について解説しました。
足場での作業は危険を伴い、命を落とす可能性もあるので、組立や作業は入念に確認を行う必要があります。
本記事で組立時や作業時での注意点を抑え、安全に施工できるように心がけましょう。

引用元
国土交通省&厚生労働省 国の定める足場等に関する安全対策
安全衛生情報センター 労働安全衛生規則 第二編 第十章 通路、足場等

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