造園施工管理技士とは?取得するメリットや受験資格について紹介!

造園工事とは公園や街路樹に関する工事のことで、私たちの身の回りの生活を豊かにしています。
今回は造園工事に関する資格の「造園施工管理技士」のメリットや受験資格について紹介します。

造園施工管理技士とは?


造園施工管理技士は、造園施工管理を遂行できる能力があるとみなされる国家資格です。
まず、造園工事とは樹木の植栽公園や庭園の築造や整地が主な工事内容で、その工事の施工計画の立案工程管理をするのが造園施工管理です。

一般的な庭師のような仕事とはイメージが異なります。
造園工事は他の建築工事や土木工事などと同じく指定建設業に定められています。

そのため、建設業許可を取得する場合は専任技術者の配置が必要で、特定建設業の許可を受ける場合には、一級の国家資格または技術士の資格が必要です。

造園工事について詳しく知りたい方はこちら
造園工事とは?種類や工事内容、関連資格について解説!

造園施工管理技士を取得するためには


造園施工管理技士を取得するためには、一定年数の実務を経験し、検定試験を合格する必要があります。
検定試験は筆記試験実地試験があり、その両方に合格しなければいけません。
資格には一級と二級が存在し、二級から受けて一級へステップアップする方が多いです。

一級造園施工管理技と二級造園施工管理技士の違い

造園施工管理技士には一級造園施工管理技士二級造園施工管理技士の2種類が存在し、受験資格や管轄できる現場の規模が異なります。

一級造園施工管理技士は造園工事において、監理技術者及び主任技術者になることができる資格です。
一方で二級造園施工管理技士主任技術者にしかなることができず、金額の大きな工事の責任者になることができません。

造園施工管理技士を取得するメリットは3つ


造園施工管理技士を取得するメリットは大きく分けて3つありますので、それぞれ解説していきます。

資格手当が出る

多くの会社は資格を取得すると資格手当がもらえ、毎月の給与に加えて金額が追加されます。
支給額は会社によって様々ですが、5,000円程度が一般的とされています。

転職の際に有利になる

造園施工管理技士を取得していると転職に有利に進めることができます
建設業においては、資格を保有していると工事を受注できる等の会社側にメリットもあるので、資格を保有していると市場価値が高まり、転職する際に有利になります。

主任技術者や監理技術者になることが可能

資格を保有していると主任技術者監理技術者になることが可能で、責任ある仕事を任せてもらえるようになり、やりがいが生まれたり給与がアップします。
先述しましたが、一級だと主任技術者と監理技術者両方になることが可能で、二級だと主任技術者になることができます。
会社にとっても一級の人材の方が重要な存在になるので、一級を保有した方が必然的に給与がアップします。

造園施工管理技士の資格について


造園施工管理技士の資格について以下の3つの項目について紹介します。

受験資格

受験資格は一級と二級で違うので、それぞれ解説します。

・一級造園施工管理技士の受験資格

学歴または資格 造園施工に関する実務経験年数
指定学科の卒業者 指定学科以外の卒業者
大学卒業者
専門学校卒業者(「高度専門士」に限る)
卒業後1年以上 卒業後1年6ヶ月以上
短期大学卒業者
高等専門学校卒業者
専門学校卒業者(「専門士」に限る)
卒業後2年以上 卒業後3年以上
高等学校卒業者
中等教育学校卒業者
専門学校卒業者(「高度専門士」「専門士」を除く)
卒業後3年以上 卒業後4年6ヶ月以上
その他のもの 8年以上
技能検定合格者 4年以上

 

・二級造園施工管理技士の受験資格

区分 学歴又は資格 造園施工に関する実務経験年数
指定学科の卒業者 指定学科以外の卒業者
大学卒業者
専門学校卒業者(「高度専門士」に限る)
卒業後3年以上 卒業後4年6月以上
短期大学卒業者
高等専門学校卒業者
専門学校卒業者(「専門士」に限る)
卒業後5年以上 卒業後7年6月以上
高等学校・中等教育学校卒業者
専門学校卒業者(「高度専門士」「専門士」を除く)
卒業後10年以上 卒業後11年6月以上
その他の者 15年以上
技能検定合格者 10年以上
高等学校卒業者
中等教育学校卒業者
専門学校卒業者(「高度専門士「専門士」を除く」)
卒業後8年以上の実務経験(その実務経験に指導監督的実務経験1年以上を含み、かつ、5年以上の実務経験の後専任の監理技術者による指導を受けた実務経験2年以上を含む)
専任の主任技術者の実務経験が1年以上ある者 高等学校卒業者
中等教育学校卒業者
専門学校卒業者(「高度専門士」「専門士」を除く)
卒業後8年以上 卒業後9年6月以上
その他の者 13年以上

合格率

一級造園施工管理技士と二級造園施工管理技士の学科試験と実地試験の合格率は以下となります。

<一級造園施工管理技士:学科試験>

実施年 受験者数 合格者数 合格率
2020年 2,974人 1,178人 40%
2019年 3,404人 1,260人 37%
2018年 3,430人 1,414人 41%

<一級造園施工管理技士:実地試験>

実施年 受験者数 合格者数 合格率
2020年 1,695人 695人 41%
2019年 1,880人 744人 40%
2018年 2,251人 808人 36%

一級造園施工管理技士の合格率は学科試験と実地試験ともに40%前後となっており、簡単な試験とは言えません。

<二級造園施工管理技士:学科試験>

実施年 受験者数 合格者数 合格率
2020年 3,569人 2,080人 58%
2019年 2,448人 1,247人 51%
2018年 2,678人 1,679人 63%

<二級造園施工管理技士:実地試験>

実施年 受験者数 合格者数 合格率
2020年 2,531人 1,089人 43%
2019年 2,829人 1,063人 38%
2018年 3,458人 1,313人 38%

二級造園施工管理技士の合格率は学科試験は55%前後なので、一級よりも合格率は高くなっております。

まとめ


今回は造園施工管理技士の資格について解説しました。
他の建設業の工種に比べてあまりメジャーではない造園工事ですが、私たちの生活を保つためにはなくてはならない工事です。
造園施工管理技士を取得すると得られるメリットもありますので、造園工事に携わる方は受けることをおすすめします。
本記事が少しでもみなさまのお役に立てれば幸いです。

引用:一般社団法人 全国建設研修センター

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