サイディングとは?サイディング種類やメンテナンスについて解説!

サイディングは建物の外壁材です。
外壁には湿式と呼ばれるモルタルやタイルなどで仕上げる壁乾式と呼ばれるサイディングを仕上げとした壁に分かれます。
今回は乾式壁であるサイディングの概要や種類、メンテナンス方法、費用などについて解説していきます。

サイディングとは?

サイディングとは外壁仕上げ材のひとつです。
板状のサイディング材を接着剤や引掛け金物などを用いて張り付けていきます。
施工に水を使わないため、乾式壁と呼ばれています。
ちなみにモルタル壁やタイル壁などは施工に水を使用するため、湿式壁と呼ばれます。

現代において特に住宅での普及率が高く、外壁材の主流であると言えます。

サイディング材は工場生産の既製品のため、品質が一定で施工時においてもそこまで作業員の熟練度に左右されないことが大きな特徴です。
また大量生産により、材料費も抑えることができ、種類やデザインも豊富です。

サイディングの耐用年数は20年〜40年ほどですが、これは定期的なメンテナンスを施した場合です。
メンテナンスについては後ほど解説しますが、目地部のシーリング打ち替えや塗装を定期的に行う必要があります。

サイディング特徴は以下の通りです。

  • 価格が安い
  • 種類・デザインが豊富
  • 品質が一定
  • 定期的なメンテナンスが必要

サイディングの種類

サイディングは種類やデザインが豊富ということを紹介しましたが、どのような種類があるのでしょうか。

窯業系サイディング

窯業系サイディングはセメント質と繊維質の原料を混ぜ合わせて、生成されるサイディング材です。
サイディングの中でも特に一般的なもので、サイディングを採用されている戸建住宅のほとんどは窯業系サイディングです。

窯業系サイディングの特徴は以下の通りです。

  • サイディングの中でも価格帯が安い
  • レンガ風・タイル調などデザインが多い
  • 火に強い
  • 地震に強い
  • 耐水性はあまり無い

金属系サイディング

金属系サイディングはアルミニウムやステンレス、ガルバリウムなどの鋼材で作られたサイディング材です。

金属のため、外壁材が吸水し腐食することがありません。
耐候性も高く寒冷地などでも採用されています。
金属は性質上、熱や音を通しやすいですが、金属系サイディングは内部にグラスウールロックウールなどの断熱材を充填しているため、耐熱性・遮音性を高めており、金属のデメリットを解消しているものが多いです。

反面、複雑な形状を作ることが難しくデザイン性が乏しいです。
また、外部からの衝撃があった際には外壁材がへこむのも金属系のデメリットです。

金属系サイディングの特徴は以下の通りです。

  • 価格帯が高め
  • 耐候性、耐熱性、遮音性が高い
  • デザインが少なめ
  • 外部からの衝撃に弱い

木質系サイディング

木質系サイディングは木を原料としたサイディングです。
ほとんどが天然木を使用しています。

天然木特有の温かみがあり、味わい深い外壁に仕上げることが出来ます。
しかし木材のため、水に弱く浸水によりサイディング自体が腐朽することもあり、他のサイディング材よりもメンテナンスが必要です。

木質系サイディングの特徴は以下の通りです。

  • 温かみのある外壁になる
  • 耐水性が弱く、頻繁なメンテナンスが必要
  • 価格帯が高め

樹脂系サイディング

樹脂系サイディングは日本ではまだまだ採用実績が少ないですが、アメリカでは主流の外壁材です。
樹脂製のため、塩害や凍害に強いとされています。

また、とても軽量な建材のため、建物の重量を抑えることができ、目地を設ける必要もないため、シーリングが不要というところも特徴の一つです。

日本での採用実績が少ないため、まだまだ種類が少なく、他のサイディング材と比べるとデザイン性に劣ります。
また遮音性も比較的弱めです。

樹脂系サイディングの特徴は以下の通りです。

  • 塩害や凍害に強い
  • シーリングが不要
  • 日本での施工実績が少ない、種類が少ない
  • 遮音性に劣る

メンテナンスについて

外壁材は常に紫外線や雨風、寒暖差、ホコリなどの外的な刺激を受け続ける部分となるため、日々劣化をしています。
よって、定期的なメンテナンスが必要です。

メンテナンスの内容としては、塗装工事による再塗装、目地部のシーリング打ち替えなどが挙げられます。

また、メンテナンスを怠ってしまい、すでに塗装ではどうにもならないほど劣化が進んでいる場合は、外壁材の張り替えや重ね張りなども検討されます。

メンテナンス時期

定期的にメンテナンスが必要なサイディングですが、メンテナンス周期はどれくらいなのでしょうか。

塗装を行う目安は塗料の質にもよりますが、10〜15年毎に再塗装を施すことが理想です。
サイディング材の耐用年数は20〜40年ですので、張り替えを行わないとすれば1〜4回ほど再塗装メンテナンスをする計算となります。

またほとんどのサイディングには目地と呼ばれるサイディングとサイディングの継ぎ部が発生します。
目地はそのままですと雨水の侵入口となってしまいますのでシーリングを施します。
このシーリングも日々劣化していきますので塗装のついでに打ち替えを行います。

また、メンテナンス時期はある程度自分でも判断ができます。
下記の様な現象が発生していれば塗装検討の時期と言われています。

  • ひび割れの有無
  • 白亜化現象(チョーキング)の有無(※1)
  • シーリングの割れや硬化
  • サイディングの反り(木質に多い)

(※1)外壁が粉っぽくなる現象です。

年に一度は自分の目で確認をすることで早期発見に繋がります。

費用

塗装メンテナンスに掛かる費用は一般的な戸建住宅でおよそ100〜150万円程度が相場です。
また、外壁塗装を行う場合に足場が残っている内に屋根の塗装も一緒に行うと足場費用が1回で済みます。
屋根塗装も一緒に行う場合は追加で50〜60万円程度を見込むと良いでしょう。

塗装メンテナンスの事例

塗装メンテナンスの事例を紹介します。
一般的な戸建て住宅(外壁面積150㎡、屋根面積85㎡、窯業系サイディング壁)の場合の塗装メンテナンスの費用です。
使用塗料はシリコン塗料です。

足場組立、撤去 25万円
シーリング打ち替え工事 30万円
外壁塗装工事 70万円
屋根塗装工事 50万円
合計 175万円

まとめ

今回はサイディングについて解説しました。
現代の住宅の外壁は約80%がサイディング壁で、主流の外壁材です。
耐用年数が長いもので40年も持つ非常に優秀な建材ですが、日頃の点検と定期的なメンテナンスは欠かせません。
是非この記事を参考にご自宅の外壁の点検を行ってみてください。

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